＊寫眞機商コウジヤ＊

ライカM用ズミルックス35mmF1.4 #239万台

#239万台・1970年製造・黒鏡胴で無限ロック無しのタイプです、球面ズミルックスですね。
5群7枚構成の変形ガウス型でカナダ製になります。大口径広角レンズとしては、非常に小型でコンパクトなのも人気ですね。

1960年当時、広角では最も明るい大口径ハイスピードレンズとして発表されました。
発売当初は、強い光・白いモノ・があると、ゴーストやハレーションが出たり、滲んだりと散々でして…不良品扱いまでされ…クズ玉・ボケ玉として有名でした。が・・・それは最初期モデルだけで、現機の時代(この番号帯付近は個人的に大好きですね～佳い時代です)になると後ろボケはグルグルでも無く、大口径にしては比較的素直で良いボケ味と思います。ハレーションはかなり低減されてますが、白い物があると滲む感じにボケたりはありますので、独特の感じはまだまだ残ってますね。その場の空気まで、写しこむような気がします。

今回入荷品は、なかなかの美品状態ですし必需品の純正フードも付属してますよ！


外観鏡胴には多少の使用感ありで少汚れはありますが、特に気になるような傷や当たり凹も無く良い状態です、美品で行けると思います。ウルサク言えば、鏡胴先端のフード取り付け部にはスレありますが、ココは仕方ないでしょう。ヘリコイドはスムーズで良い感触ですOKですね。例のツノの様な二つの絞りリングの動作も節度ありますOKですね。絞り羽根には少ーしの油は見えますが、全然無問題レベルでしょう。全体的には全く問題無い状態と思いますが・・・極上では無いので、ご理解下さいね。

レンズはスカッとしてます！なかなか綺麗な状態ですよ！！表面には目視で判るような傷は無くコーティング状態も綺麗です。内部もスカッと抜けてますし、カビやバルサム等のダメージは無いですね。ペンライト等でウルサク見れば・・・内部はホコリ入りでしょうし、多少の汚れ等もあるかと思いますが・・・年式を考慮すれば十分綺麗な方と思いますよ。試写しましたので作例をご覧下さい。開放時は甘く見えますが、ピントは来てましたよ！絞ると先が細く綿密な描写に激変します、ズミクロンとはチョット違う描写を楽しめますね。

エプソンR-D1で撮影です、JPEG撮りっ放しです。
上段：室内/絞り開放F1.4

中段：屋外/絞り開放F1.4

下段：屋外/絞りF8


↓一眼レフ用レンズとは違ってボケがグシャグシャにならないので、F値のわりに深度が深く見えます。ボケていても何があるか何となく解かりますよね。白いモノがあると滲みます、その滲みさえ美しく見えるとライカ病ですね(笑)。


YouTubeに動画を載せました、ペンライトでも照らしてますのでご覧下さいね。


純正の前後キャップと、純正金属製フード(12504)が付属です。
ライカはフードだけでも高価なので付いてるとウレシイですね。

35mmズミルックスは、相場が一時高騰しましたが～最近は落ち着きましたね。

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